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犬用ワクチンチェック②

こんにちは、院長です。
前回のワクチンチェックでお話した続きです。
めんどくさい話ですが、健康維持のために大切な部分なので、最後までおつきあいください
さて、ワンちゃんの体内にどれくらい抗体が残っているかは、見た目では分からないので検査になります。

以下の情報は「J-Vet」に載った論文から引用させてもらっています。
対象はワクチン接種・定期健診などで来院された犬100頭です。
コアワクチンの1つジステンパーの抗体価を検査しています。

無題2

は抗体価640倍以上で、発症防御十分なグループです。
黄色は160~320倍で、現時点では発症防御可能だが、1年以内の追加接種が望まれるグループです。
は80倍以下で、現時点で発症防御不十分なグループです。

また、年齢別にみてみると。

無題3

高齢なワンちゃんほど抗体価が上がりにくい結果的に。
また、前回のワクチンからの期間では、

無題

1年以上開いたケースでは抗体価が低い子が多く、3年以上経過している群では抗体価が不十分でありました。

他に、ビーグル、スピッツ、ダルメシアンでは抗体価が上がりにくいと報告もあります。
また、アカラスなどの免疫介在疾患があったケースでは、病気が治っても数年はリンパ球の能力を低下させる血清因子が残り、抗体獲得が不十分になるとの報告があります。

以上の点から当院としては
①年1回の抗体価チェックをして、必要になったら接種する。
②ノンコアワクチン予防やワクチン証明書が必要なトリミング・ペットホテルのケースでは体調をみて接種する。
③抗体価の上がりにくい犬種、高齢犬では飼い主様と相談して、抗体検査or定期接種を決めていく。
④定期接種して、翌年以降に癌など病気になっても治療に専念できる期間を作れるようにしておく。

となりそうです。
生活の仕方、犬種、年齢、基礎疾患などで対応は変わってきそうですので、ご相談ください
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Author:miuraah
横浜市磯子区にある、みうら動物病院のブログです。

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