
イボ

こんにちは、院長です。
今年もあと1ヶ月で終わりです(;゜0゜)
振り返ってみると、今年は体表の腫瘍が多い1年でした

幸い、病理で悪性腫瘍と診断されてもほぼ全員、完治又は再検査で転移・再発なく終わってますo(^▽^)o
上の写真はその中の1例です。
先日、術後8ヶ月の検診で異常がなく、飼い主様の許可も得たので書かせていただきました。
足先にしこりがあるとの事で来院された時の写真です。
細胞検査にて悪性のものと分かり、早期に摘出になりました。

手術時の写真です。
毛刈りすると大きさがよくわかります

こちらの文字をクリックで画像を開きます。(※手術中の写真になります。出血などがありますのでご注意ください。)
あまり皮膚に余裕がない部分ですが、可能な限り大きく切開していきます。
こちらの文字をクリックで画像を開きます。(※手術中の写真になります。出血などがありますのでご注意ください。)
皮弁術を一般的には使うのですが、範囲と位置で術後の運動機能に制限が出るため、自家皮膚移植に。
こちらの文字をクリックで画像を開きます。(※手術中の写真になります。出血などがありますのでご注意ください。)
術後2週間くらいです。きれいな肉芽形成が出てきています。

皮膚再生!だいたい1ヶ月半くらいで皮膚はきれいになります。
病理検査では残念ながら肥満細胞腫という悪性の癌であったため、抗がん剤が開始となりました。

そして現在、ほぼわからないくらいまで毛が生えてます(* ´ ▽ ` *)
検査でも再発・転移がなく、抗がん剤も休薬できてまして一安心ですね。
ワンちゃんの腫瘍の多くは体表にできます。
毎日の触っている事で早期に発見しやすくなり、予後も良いケースが多いです。
何か気になるイボがあったら獣医師に見てもらって下さい(^-^)/
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